チャーリーの日記帳

《おいしい日・・・・の巻》



6月7日(日)


 
  その1 夕方
 おとうさんが、何やらおいしそうなものをいっぱいリビングのテーブルに
広げてモグモグ食べ始めた。ねぇねぇそれなに?クッキー?おいしいの?
ボクちんにもちょーだい!さっき食器棚からボクのおやつ皿を出してるとこ
ちゃんと見てたんだから。はやく、はやくうー。
「チャーリー、レーズン食べる?」
ホイきた!だからおとうさんって大好きっ。
「右手、左手、待て、はい、いいよ」
ひゅー、ぺろぺろばくばく、ごっくん。あー、おいしかった、おかわり!
えっ、もうないの?

 
  その2 夕食後
 リビングのソファの上で、おとうさんのおまたに顔を突っ込んでウトウト
してたら、おかあさんがニヤニヤしながらやって来て、おもむろに
「チャーリー、お座り、右手、左手」
って言い始めた。何だかワケ分からなかったど、とりあえず言われるままに
やってたら、んっ、おかあさんの周りに漂うこのいいニオイは一体何だ?
「チャーリー、焼き豚だよ」
ひえー、やったーっ!ブヒブヒブヒー!これってさっき夕食の時、お父さんが
残したヤツでしょ。おかあさん、ちゃんとお湯で洗って絞ってくれたんだぁ。
くちゃくちゃがつがつ、ごっくん。あー、おいしかった。
ボクちん、幸せ・・・

   
その3 夜
 おとうさんが、今度はでっかいソフトクリームをペロペロし始めた。
なんだよう、自分ばっかり。おいしそー、いいな、いいな。
「飽きちゃったから、あげる」
って、次はおかあさんがペロペロ。なんだ、ボクちんの分はーっ?
いい子でお座りしてるからさあ、ねえ、お願いだよう、おかあさん。
「チャーリー、ソフトクリームのしっぽ食べる?」
あったりまえじゃん!チョココーティングされたコーンとバニラクリームの
絶妙なハーモニー、たまんないヨー!ばくっ、ごっくん。
「チャーリー、もっとゆっくり味わって食べればいいのに」
そんな事ができるものすごいワンコがいたら会ってみたいよ。
おいしければ、いいの!
それにしても今日はなんだかグルメ犬だったなぁ、ボク。
  



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