チャーリーの日記帳

《カレーライス・・・・の巻》



おとうさん、いいニオイだね。


     7月6日(日)


 夕方、おかあさんと一緒にお部屋でダラダラしてたら、
キッチンの方からジャーっていう音とともに、たまらなく
い〜いニオイが漂ってきたんだ。急いで飛んで行ったら、

おとうさんが楽しそうに何やらお料理してた。ねぇ、今何やってんの?
「牛肉炒めてるんだよ。牛、牛、牛、牛。チャーリー、牛の鳴き声は?」
えっ、えーと、”ウッシッシ〜! ”なーんちゃって、モウ、そんなおバカな事
言ってないでさ、ボクにもちょっと味見させてよ。ああーっ、上から何か降って
来た、それ行けっ!
「だめ!タマネギなんか食べたら中毒起こすぞ。高血圧には効くんだけどな。」
そんなの知らないよ。おっ、カレーのホット&スパイシーな香り。おかあさんが
昨日から、『カレーライスが食べたいー』って大騒ぎしてたから、リクエストに
答えたんだね。おとうさんって、人間できてるう。
「もうすぐ出来るよー。」
って、パソコンで遊んでるおかあさんにお知らせ。ホーントおとうさんって、
いい人だ。それに比べて、おかあさんってば、まったく、モウ・・・。



二人とも、おいしそ〜


     7月7日(月)


 夜、おかあさんの携帯が鳴った。おとうさんからかな。
もうすぐおとうさん帰って来るんだね。あ、おかあさんが
キッチンに入って、おっきなお鍋を火にかけ始めたよ。

昨日のカレーだっ!おかあさんも、カレーを温めるくらいの事はできるんだね。
「何言ってんの。ちゃんとご飯だって炊いたんだからね!」
えっ、それはちょっと違うと思います・・・。ご飯炊いたのは炊飯器でしょ。
おかあさんは、研いでスイッチ入れただけじゃん。サラダだって、昨日のうちに
おとうさんが作っておいてくれてたんでしょ。それにしても、いいニオイだな。
うーん、たまんないよ。おかあさん、いっつもこんなおいしそーなゴハン作って
もらえて、うまやらしい〜!ボクも食べたい〜!
「こんな辛いの食べたら、チャーリー、きっと噴火しちゃうぞぉ。」
いいよ、一度盛大に火ぃ噴いてみたいもんだよ、ガオーってね。



おかあさん、ボクも食べたいよ〜
     7月8日(火)


 おかあさんは、そろそろ夕食のお時間でーす。今夜は
おとうさんがいないから、一人ぼっちで寂しいね。でも、
何だか嬉しそう。あれれ、またまたカレーライスなの?

3日も続けて飽きないのかな。ボクも毎日おんなじフードで大喜びしてるから、
あんまりエラそーなこと言えないけど・・・。
「チャーリーも、一度このカレー食べたらハマっちゃうよー。」
ふーん、じゃぁ食べさせてよ。
「だめぇ〜。」
何だよう、言ってることムチャクチャじゃんか!
「おとうさん、いっぱーい作ってくれたから、もう1食分冷凍保存したんだよ。
いつ食べようかなぁ。楽しみ、楽しみ・・・。」
あ〜あ、ボクちんのおかあさん、”カレーライス大王 ”になっちゃったよ。



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