《デビュー・・・の巻》

７月１３日（日） 　晩ゴハンを食べたあと、満腹で眠くなっちゃったから、 リビングでおとうさんにベッタリしながらウトウト・・・ フッと気がついたら、えっ、誰もいないよぉ！どこどこ？

って必死に探し回ったら、ってゆーのはウソウソ。狭っこいおうちだから、すぐ 見つけられたんだけどね。おとうさんもおかあさんも、ボクの事ほったらかして パソコンに夢中だった。おとうさんは真面目にお仕事してたみたいなんだけど、 おかあさんは一人でニヤニヤヘラヘラ〜って、またゲームでもやってんのかな？ ｢あ、チャーリーくん、いらっしゃ〜い。ちょっとこっち来てごらん。きみね、 こむぎちゃんのホームページにデビューしたんだよ。ほら、見て見て、こんなに 可愛く撮ってもらっちゃって、よかったねぇ。うれしーい？」 えっ、こむぎちゃんって、あのぬいぐるみみたいな女子のこと？彼女がどうか したの？もう、おかあさんってば、全くわけわかんないよぉ。おとうさんまで ｢どれどれ。おっ、ほんとだ、可愛いじゃん。｣ って、おかあさんのパソ覗き込んで喜んじゃってる。 ｢でしょでしょ♪ チャーリーって、こうやって見るとホーント可愛すぎる〜！｣ おかあさんのハイテンション、もう手がつけられないよ。でもさ,おとうさんが ぼそっとつぶやいた『おやばか〜』って、一体どういう意味だろ？

	７月１６日（水） 　つつじ公園をお散歩した後、おかあさんが 「今日は爽やかだから、もうちょっと足をのばしてみる？ この先にね、バードレイクっていう、鳥がいっぱい集まる
池があるらしいから行ってみようか。」 って。えーっ、“鳥”ってクリスマスのチキンのことでしょ！わーい、わーい、 ローストチキン？スモークチキン？どっちでもいいや、楽しみ〜！ワクワク…。 「チャーリー、ここみたいなんだけど、鳥一羽もいないねぇ。」 うそー、なにこれぇ。だいたい、フェンスに囲われてて中に入れないじゃんか。 鳥のいないバードレイクなんて、富士山の見えない富士見台だ。水が流れてる 水無し川だ。山があるのに山梨県だ。(えっ？) 要するに、いんちきヤローだ！ せっかく、ボクにも少しは残ってるかもしれない、狩猟本能を発揮するチャンス だったのになぁ。あ〜あ、ハンター・デビューしそこなっちゃったよ、残念…。 あんまりガックリきちゃったもんだから、思わずベルくんに八つ当たりしたら、 おかあさんに叱られた。もう、踏んだり蹴ったりだ…。

《日記帳２００３年ＴＯＰ》