チャーリーの日記帳

《とんだ災難・・・の巻》



おしりの災難・・・


     8月18日(月)


 たらいまぁ〜。ふゎー、お散歩楽しかったよぉ、でも
ちょっとくたびれちゃったな。
「さあ、チャーリー、お風呂場にレッツらゴーッ。はい、

シャワーでジャージャー、タオルで拭き拭き、えっ、うそっ! タオルに血が…」
なーにぃ、おかあさん? そんなにおしりばっかり覗き込まないでよ。
「チャーリー、おしり痛くないのっ? おできから出血してるよー。」
そう言われれば、うんち穴の周りがちょびっとムズムズするかなぁ。
「大急ぎで病院行かなくっちゃだよ、チャーリー!」
えっ、どこに行くって? おかあさん、何だかとっても慌ててるぅ。よく分かん
ないんだけど、一緒にドライブ、ドライブ〜♪ なぁんて、はしゃいでる場合じゃ
なさそうだ… ひぇー、こ、こ、ここは、病院じゃんかーっ! 助けてーっ!
「せ、せんせー、助けて下さいー! チャーリーのおしりから血が出ましたっ!」
「んー、どれどれ。あー、これですねぇ。おできが破れちゃったんだな。まぁ、
 ニキビみたいなものですから、特に心配はいらないでしょう。お薬を塗って、
 抗生物質も処方しておきますね。あっ、ついでにおしり絞っておこうかな♪」
えっ、えっ、ぎゃわあああああ、もうやめてぇーっ!
「チャーリー、ほら我慢、我慢。でも、よかったねぇ。ただのニキビだって。」
全然よくないよー。ホントは今日、おしりしぼりの日じゃないでしょ。まったく
もう、おかあさんが大げさに騒いじゃうから、とんだ災難だっ!



へっへっへっ、勝ったのら〜


     8月20日(水)


 ねぇ、おかあさん、なにデレーッとしてんの? そんなに
ヒマなら、サンタさんバトルして遊ぼうよ。
「今朝お散歩の時に、君がすずちゃん目指して熱烈大爆走

 したでしょ。あれでお母さんの足ガクガクなのよ。今日はもう動けない…」
えーっ、そんなのつまんないよ。ちょっとだけでいいから、お相手してぇー!
「しょーがないあなぁ。じゃ、いくよっ。サンタキック・キック! がぶーっ!
 次はパンチだ、ボカスカボーンッ! ほら飛ぶよ、ぐるぐるジャーンプ!」
ダダダダダーッ、よーし、チャーリーズ・ふがふが攻撃だーっ!
    ゴッツーン!!
「あいたたたあーっ!」
あれっ、おかあさん、どーしちゃったの?
「くーっ、柱に腰骨を強打しちゃったのよぉ。痛い・痛い・痛すぎるー! (涙)」
へー、それはとんだ災難だったね。お母さんの体、もうボロボロだ…
「だいたい、チャーリーが暴れ回るには、この家じゃ狭すぎるのよっ。まったく
 もう、どうしてこんな所に柱があるわけーっ? (怒) このぉーっ!」
おーっと、待った。柱に八つ当たりなんかしたら、またどっか痛くしちゃうよ。
「それもそうだ…」
代りに、ボクが柱にキバ攻撃かけてコテンパンにし
てやるよ。
「おーっと、待った。それだけはご容赦願いますよ、チャーリーくん。」



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