チャーリーの日記帳

《チャレンジ・・・の巻》



これがチャレンジ前の手足です。


     9月12日(金)


『チャーリー、動かないで、ジッとしててねー。』
ムニャムニャ… なんだよぉ、おかあさん。ボクお昼寝中
なんだから、もー、ジャマしないでよ。またチョキチョキ

してるワケー? おかあさん、ボクの毛カットするのホント好きだよねぇ。まるで
ハサミの魔術師だ。ちょっとこそばゆいんだから、ちゃっちゃとやってよね。
「でもこれ、やり始めるとハマッちゃうのよねー。とことん切りまくらないと、
 気がすまないんだもん。肉球こじ開けて奥の奥まで、ほら、チョッキン〜♪」
おかあさんってば、楽しそーでいいねぇ。でもさ、ボクも一度ロン毛に挑戦して
みたいんだけどな。ももちゃんやショコラくんみたいに、お耳や手足の飾り毛が
フサフサな、ゴージャス・キャバに憧れてるんだ… 結構イカすと思わない?
「んー、そうだよねぇ。実はしばらくハサミを入れないで、自然にまかせるのも
 いいかなぁ、なんて考えてたんだ。今日限りで、カットはお休みしよっか。」
ほんとっ!? ロン毛・ロン毛! なんだかワクワクするね。すっごい楽しみ〜♪
「いっそのこと、リアップでもつけてみる? なんちゃってね。でも肉球の毛と
 おヒゲは定期的に切らなくっちゃだから、そこんとこヨロシクッ。」
なぁんだ、お昼寝妨害はこれからも続くのか、あ〜あ…

   
   というワケで、チャーリーはロン毛にチャレンジします。
      元来キャバとしては短毛ゆえ、限界はあると思いますが、
      どんなゴージャス・キャバになるか… 乞うご期待!?



これから恐怖のアウシュビッツなのだ…


     9月14日(日)


 おとうさんもおかあさんも、しつこすぎるよっ! ボク
ペットクラブはイヤだって、あれほど言ってんのにぃー!
「だから出かける時にちゃんと言ったじゃないの。今日は

 アウシュビッツだよって。それでも一緒に行くー って言ったの、君でしょ。」
そんなの知らないよぉ。二人とも、鬼だ、悪魔だ、魑魅魍魎の魔魁怨霊だーっ!
どーぞ、ボクのことなんか忘れて、ディズニーの繰り広げる夢と魔法の王国で、
ファンタジックに楽しんでくればいいさっ。フンッだ…
「はい、はい、なんとでも… チャーリーも、盲導犬や介護犬になれば、一緒に
 パークの中まで入れるのにね。この際ちょっと、チャレンジしてみる?」
ナニ言ってんの? だいたいキャバリアに盲導犬なんて務まるワケないじゃんか。
優雅で気高い《膝乗り犬》なんだよ。ま、少なくともボクには無理だもんね。
「威張る事じゃないと思うけど… さ、それなら、おとなしくクラブへGO〜」
おとなしくなんかできるもんかっ! さてと、今日も暴れまくってやるぞぉー!



ふぅ、ダルんちょ〜
     9月15日(月)


 今日は何だか、おとうさんもおかあさんも、ダルダル系
お疲れモードだねぇ。そう言うボクもかなりヘバッてるん
だけど。昨日のボクは、聞くも涙語るも涙… 極めつけの
憐れ犬だったからなぁ。おとうさん達が言うには、ネズミーランドはものすごい
混雑だったらしいよ。過去何100回の歴史の中で、最高だったって、ゲンナリ
してた。おかげで、ペットクラブも満員御礼状態だったから、ボクはいつもより
チビっこいケージの中に閉じ込められちゃった… おまけに、スタッフの人達の
ミスで、晩ごはん食べさせてもらえなかったんだ。預けてた物を返してもらった
おかあさんは、持参した晩ごはん用のフードが手付かずのままなのを見た途端、
凄まじい剣幕で大爆怒ーっ! 『ヒドいじゃないですかーっ!』って、泣きそうに
なってたけど、腹ペコで泣きそうだったのはボクの方で… ま、その場ですぐに
食べさせてもらえたんだけどね。で、落ち着いたところで、さぁ帰ろうとしたら
駐車場も大渋滞〜。やっと出発できたのが0時半頃、でもその後首都高の渋滞に
ハマッちゃって、おうちに帰って来たのはもう2時近くになってたんだ。こんな
遅くなっちゃったのも、新記録だってさ。
そーゆーワケで、今日はみんなフヌケなのだぁ。おとうさんはお料理する元気も
なくって、今夜は出前のお寿司だよ〜ん。ぐーたらしてるワリには二人ともよく
食べるなぁ。ボクの分はぁ?
『全部キレイに食べちゃった♪ お皿に付いてるワサビでも舐めてみる?』
何でもいいからチョーダイッ! なんかコレ、渋いニオイだねぇ。ゲ、ぐあーっ!
『ホントにワサビ舐めちゃったのぉ? うーわー、君もチャレンジャーだね〜。』



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