《天国と地獄・・・の巻》
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10月10日(金) |
ここはおうちから車で15分位の公園ですぅ。久し振り〜。おかあさんと2人で 来ちゃったよーん。夕方のお散歩なんて珍しいよね、ウキウキ〜♪ 「ここはめちゃめちゃ広いから、のんびり好きなように遊んでいいよ。」 うっひょー。あっちクンクン、こっちクンクン。ダダダーッ!ってビュンビュン 飛び回ってたら、通りすがりのとんちきオヤジが、ボソッっと呟いた…。 『犬にリードを引っ張らせちゃダメなんだよなァ。なめられるんだよなァ。』 だってぇ! これで、怒りんぼのおかあさんが、ムカつかないワケがないのだ。 「チャーリー、行くよ。つけッ!」 ほらきたー。ここはボクの賢さを見せつけなくっちゃだね。おかあさんと並んで スタスタスターッて、そのとんちきオヤジを追い抜いてやったんだ。ヤッタネ! おかあさんが振り向いてキッと睨んだら、オヤジは申し訳なさそうにペコッて。 ボクたちのチームワークは抜群なんだから! ねっ、おかあさんっ。 「(たまたまうまくいった〜。ほっ…。)」 1時間位その公園をブラブラした後、いったん帰って来て、車止めたらそのまま 今度は高岩公園だ〜。ここはいつものお友達がいっぱいいて、これまた楽しい! それにしても、今日はお散歩三昧で、お外の空気堪能しまくちゃったなぁ。 でも、なんでぇ? 「明日の朝、お散歩できないかもしれないから…。」 ええーっ!? いきなり天国から地獄に突き落とされた気分…。どーゆーコト? もしや、明日はホントに地獄だったりして。ヴヴヴー、やな予感…。 |
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10月11日(土) |
今日はホントに地獄だッた…のだ。 「チャーリー、今日はつらかったかもしれないけど、明日はきっと天国だよ♪」 ??? ま、ネズミーランドに比べれば、どこだって天国かもね。 |
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10月12日(日) |
ひゃひー!ひゃひー! ドッグランなのだぁー! ぴゅーん、テッテケテーッ! 「どうしちゃったの、チャーリー? 今日はいつになくノリノリだねぇ。」 だってさ、可愛い女のコがいっぱ〜いいて、もうハヒハヒ天国なんだもんねー♪ ほら、あのダックスちゃんも、あっちのヨーキーちゃんも、そっちにいる大きな ラブちゃんも、みーんなボクちんのタイプ☆なのだ! ねぇねぇ、どーしよう… どのコがいいと思う? 迷っちゃうな〜、クンクンクンクンクンクンクンクン。 「チャーリー、あんまりしつこいと嫌われちゃうよ。いい加減にしなさいっ。」 ぎゃふーっ。お、おかーさん、そんなにシッポ引っ張らないでよぅ。ここって ドッグランでしょー。ボクの束の間のフリータイムをジャマしないでよーっ。 「ドッグランにも、マナーやエチケットがあるのっ。守れないなら帰るよ!」 フンだ。じゃ、今度はあそこのシュナちゃんにしよ。それー、クンクン攻撃ー! 「コラー、そんなにオシリばっかり追っかけ回すんじゃないのーっ! 可哀想に イヤがってるじゃない、ごめんねぇ。ふぅ、今日は謝ってばっかりだ…。」 へッヘッヘー。じゃ、次は向こうにいるチワワちゃんを狙えっ。ダダダーッ! 「おいおい、またかぁ…。」 |
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10月13日(月) |
ふぁ〜、おはよぉ。 あれ、まだ誰も起きてない…。そろそろボク、朝ゴハンの時間なんだけどなぁ。 おーい、みんな、朝だよー。寝室のドアをドンドンドーンってノックしてたら、 おかあさんが眠そーな顔して、ドア開けてくれた。んだけど、 「ねぇ、チャーリー、まだ眠いから一緒に寝よ…。」 って、抱っこでベッドに連行されちゃったよん。あ、あの、そーじゃなくって、 ボクお腹すいてるんですけど…。ま、いっか。ベッドに入れてもらえるなんて、 めったにない超珍しいコトだもんね。おかあさんのマネして枕に頭のっけてぇ、 お布団かぶってぇ、ぬくぬく天国ぅ〜〜〜。 「チャーリーの体、シャンプーしたての香りがして、いいわぁ、ZZZZ…。」 ボクも、おとうさん&おかあさんのニオイに包まれて酔っ払いそぅ、ZZZZ… って、なんか違うよ…。おとうさんのイビキはうるさいし、それよりなにより、 ちょっくら暑いんでないかい〜? ねぇ、ボク暑いんですけど、おかあさーん、 その重い腕少しどかしてくれないかなぁ。ねぇってばぁ! もぞもぞもぞーっ! ふぅー、やっと脱出できたぁ。まるで灼熱地獄だッたよ…。二人ともよく平気で 寝てられるもんだねー。だいだい、おとうさんとおかあさんの体って、どーして あんなにつるっぱげなんだろ? ボクみたいにリッチゴージャスな毛皮があれば あったかくって、お布団なんかいらないのに…。人間の体って貧乏クサイね〜。 |