《2人っきり・・・の巻》
10月23日(木) |
「ねぇ、チャーリー、今からキャブと仲良くお留守番しててくれるかな?」 げっ、どーしてぇ!? お出かけするなら、ボクも一緒に行くよぉ。 「でも今日は連れて行けないのよ。ワンコ同士で楽しいひとときをどうぞ〜。」 ガーン、マジっすか…。ううぅ、悪夢だぁ。 <キャブ>「わ〜い、おりゅすばん〜。チャーにぃちゃん、あしょぼーよー♪」 キャブ坊ってば、お留守番の意味、全然分かってないし。ノー天気なヤツだ…。 こんなチョコマカしいチビすけと2人っきりになるなんて、まいっちゃうなぁ。 おかあさんがいない間に、ボク、キャブ坊のことイジメちゃうかもしれないよ。 もしかしたら、食べちゃったりするかもねーっ。それでもいいのぉ? 「そんな事ができるほどキャブに近寄れるのなら、どーぞお好きなように。」 うっ…、おかあさん、さすが痛いトコつくじゃんかぁ。そうやってボクのこと、 弱虫のビビリ犬だと思ってればいいさ。そのうちきっとキャブ坊食べてやるぅ! |
10月26日(日) |
ルンルルル〜ン。これから、おとうさんと2人っきりでお出かけなんだよ〜ん。 うっれしいなぁ〜♪ 最近、おとうさんのお膝の上はキャブ坊の指定席だから、 ボクちょっぴり欲求不満気味だったんだ…。でも今日は、久し振りにおとうさん 独占できちゃうんだもんねー。おかあさんとキャブ坊は、お留守番なんだじょ。 いっひっひー。それじゃ、行って来まーすなのだァ! ・・・・・ おかあさーん、おかあさーん、チャーリーだよぉ、ただいまーっ。ぺろぺろ〜! 「チャーリー、お帰りぃ。楽しかったでしょ? お父さんと一緒においしいモノ 食べてきたみたいじゃないの。ゴッキゲンだわねぇ。」 へへへ、うらまやしーぃ? なんたって、ビスケットにミルクだもん。最高ー! それに、おとうさんを一人占めして、思いっきりベッタンコできちゃったんだ。 「そりゃ、良かった良かった。おかあさんも、初めてキャブと2人っきりで、 素敵な時間を満喫できたのよねーっだ。へへ〜ん、どう、うらまやでしょ?」 そんなぁ。おかあさんってば、ヒド過ぎるぅ。ふぇ〜ん、いじわるばばぁ…。 |
10月27日(月) |
今日のお散歩タイムも、もうおしまいかぁ…。あ〜あ、ただいまぁ…。 「チャーリー、今日はシャンプーしようね。本当は昨日の予定だったんだけど、 キャブの事で頭がいっぱいで、すっかり忘れちゃってたんだ。ごめんねー。」 ありゃりゃ。ここんとこ、ボクのことは二の次だもんね。ま、シャンプーなんて ずーっと忘れてくれててもいいんだけど。でも今やもう、シャンプータイムは おかあさんと2人っきりになれる貴重な時間だからなぁ。 ・・・・・ 「はい、シャンプー終了! 次はタオルドライに、ドライヤーだよぉ。」 あれれ、ねぇ、おかあさん。キャブ坊が洗面所に入ちゃってるよ、いいのー? 立ち入り禁止でしょ。ほらドライヤーのコードに噛みついてるぅ。あっ、今度は タオルで顔拭いてるし。ワッ、ボクの濡れネズミ姿、覗き込みに来ちゃったよ。 「ん〜。チャーリーがドライヤーやブラッシングの時でもいいコにしてるのを、 キャブに見学させるのもいいかなぁ、なーんて思ってるのよねぇ。だから今は キャブの事、見ないフリしててくれるかな?」 そっか。ボクも何かと大変だけど、おかあさんもいろいろ気苦労が多いんだね。 「そーなのよぅ。君が、キャブのいいお手本になってくれると、おかあさん とっても助かるんだけどなぁ。」 ふーん。そーゆーことなら、一応ボク兄ちゃんだもん、ドーンとまかせてちょ! なんちゃって…。やっぱりまだキャブ坊コワいよぅ。自信ないです、ボク…。 |