《食欲の秋・・・の巻》
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10月29日(水) |
最近どうもボクのゴハン、おもしろい味がするんだけど、なんでだろ? 「キャブのゴハンにミックスする缶詰が大き過ぎて、キャブひとりじゃなかなか さばききれないのよ。だから、チャーリーにも手伝ってもらおうと思って。」 なんだよ、またまたキャブか…。おかあさんの頭の中は、キャブ坊だらけだ〜。 「そーでもないよ。赤ちゃん用のフードならカロリーが高いから、チャーリーの 体重も手っ取り早く増えるかもしれないし、一石二鳥でしょ。」 なるほどねぇ…。ま、おいしいからいいんだけどさ。それにしても、キャブ坊の がっつきパワーって凄まじいよね。だってゴハン前、『オスワリ・マテ』の間、 ずーっとブルブル震えてるんだもん。何なんだろうね、あれ。 「おかあさんも最初、具合が悪いのかと思ってビックリしちゃったわよ。でも 食べ終わったらケロッとしてるから、ただの武者震いみたいなものかもね。」 ふーん。いずれにしても、どエラい食いしん坊ってコトかぁ。そう言えばさっき トイレの中で、自分のウンチ食べてたよねーっ。 「そーなの! パクッてしたとこ目撃しちゃったもん! ねぇ、どうしよ〜?」 ボクはお上品なグルメ犬だからウンチなんか食べないし、キャブ坊の食糞行動は 理解に苦しむのだ…。ま、食欲の秋だから、しょーがないんじゃないの〜。 |
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10月30日(木) |
今日はすっごく気持ちのいい小春日和だね。風も爽やかで、ん〜、極楽極楽〜。 何だかボーッとしてると、うっとり眠くなってきちゃうよ。 「そんなの、いつもの事でしょー。君はキャブと違って、ゴハンとお散歩と サンタバトルの時以外は、ほとんど眠り坊主じゃないっ。」 おかあさん、なんか機嫌悪そ。こんなにいいお天気なのに、どーしちゃったの? 「別に…。でも今夜はお料理しなくちゃいけないから、ちょっとユーウツ…。」 ってコトは、おとうさん、今日は早く帰って来てくれるんだね! 嬉しいーっ! おかあさんがお料理なんて、キャブ坊が来てから初めてだよね。きっとキャブ坊 ビックリしちゃうよ。で、お夕食のメニューは、なぁに? 「納豆と明太子かな…。」 なんじゃ、そりゃ〜。全然お料理じゃないじゃんか。だいたい、食欲の秋なのに あまりにもシンプル過ぎやしない? そんなんじゃ、おとうさんが気の毒だよ。 「そうねぇ…。あっ、梅干もあるよん。」 ・・・ ま、勝手にしてよ。ボクには関係ないもんね。さ、お昼寝しよ〜っと。 |
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10月31日(金) |
あ〜、お腹すいたぁ。やっぱり秋は食欲増進の季節なのだ。ねぇ、おかあさん、 何かおやつくれーっ! 今日はハロウィンだし、トリック・オア・トリート〜! 「ホイ、きた!」 おっ? ずいぶん調子いいねぇ♪ いっつもそうだと嬉しいのに。 「実は、今日で賞味期限切れのレーズンがまだいっぱい残ってるの。食べる?」 食べるに決まってるじゃんか! 聞くまでもないコトだよ。早く、早くぅ。 「ちょい待ってね。キャブには細かく刻んでやらないと。君も食べるでしょ?」 <キャブ>「たべりゅ、たべりゅ〜!」 キャブ坊って、何でも食べちゃうんだから…。トイレの柱なんかもおいしそうに しゃぶってるし、おかあさんの髪の毛だってパクパクしてるもんね。それにさ、 真夜中にボクのベッドかじってるの知ってるぅ? しまいにはボクの尻尾まで ガブーッてやるんだよ。そのうちボクちん、キャブ坊に食べられちゃうかも…。 ひいいぃ、ハロウィンのオバケよりもコワすぎるのだ〜! |