《大暴れ・・・の巻》
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11月5日(水) |
ありゃ、泣き虫のおかあさんがまた大泣きしてるぅ。ねぇ、どーしちゃったの? 「さっきね、キャブの血統書が届いたのよぅ。うっ、うっ、うっ…。」 ボクの血統書見た時も泣いてたけど、なんで血統書なんかで泣けちゃうワケ? 「だってぇ、このワンちゃん達のおかげで、キャブはこの世に生を受けたのよ。 感謝感激じゃないのぉ。」 ふ〜ん。で、キャブ坊って何匹兄弟なの? 「6匹。キャバリアにしては多産よね。ママ・ワンちゃんは頑張ったんだわ。」 6匹兄弟か…。だからキャブ坊はちょっとばかりチビすけなのかもね。でもさ、 こんな大暴れん坊のチビが6匹もお腹の中にいたんじゃ、ママ・ワンちゃんは さぞかし大変だったろうね。 「キャブのママ・ワンちゃんは、チャーリーと同じ年月生まれなんだよねぇ…。 エビアンちゃん、キャブを産んでくれて、どうもありがとーっ!!」 ってコトは、ボクも、もうパパになれちゃうお年頃なのかなぁ。 「そうよぉ。もう立派な大人のワンなんだから、もうちっとしっかりせにゃ〜。 いっそのことパパになってみる? チャーリーの赤ちゃん、見てみたいような 気もするのよねぇ。」 ええー!? ボクちんがパパになるなんて、なんか不思議な気分…。だいたい、 まだ兄ちゃんにもなりきれてないんだから、パパはちょっと無理だと思うけど。 |
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11月6日(木) |
「はい、チャーリー、足毛のカット終了〜。次はお耳だよ〜ん。」 えっ、ウソー! ボク、今ロン毛にチャレンジ中じゃなかったっけぇ? 「うん…。そのつもりだったんだけど、やっぱり君はショートの方が似合うよ。 ロン毛は、キャブに期待しようと思って。はい、切るよー。チョッキ〜ン。」 なんだぁ、ボク自分でも楽しみにしてたのになぁ〜〜〜。残念・無念なのだ…。 それに、キャブ坊はまだ、つんつるの禿げネズミだよ。ロン毛に生え揃うまでは 1年以上かかっちゃうんじゃないかな。 <キャブ>「ボクちゃん、ロン毛のゴージャス・キャバになるのでしゅ。」 「でも、足の裏とヒゲだけはカットするわよ、キャブ。君はお散歩しないから、 すぐ足の裏がボウボウになっちゃうのよねぇ。ほらほら、動かないでよー。」 キャブ坊が大暴れするから、おかあさん随分てこずってるみたい…。大変そ〜。 あ〜あ〜、ハサミ危ないよぉ。刺傷事件にならないように気をつけてよね。 あっ、おかあさんが押さえ込みに入ったー。キャブ坊は必死に抵抗ー。おっと、 キャブ坊ひっくり返されてがんじがらめだー。とうとう観念したかー。いや次は 噛み付き攻撃だー。おかあさんに口塞がれてキャブ坊ピーンチ! まだ続く〜。 まるで格闘技の試合だなぁ。なんか見てるだけでボク疲れちゃった。寝よ…。 |
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11月7日(金) |
ちょっとー、おかーさーん、お部屋に来てー! 大変なコトになってるよー!! ほらぁ、ハウスがますますボロンチョになっちゃってるぅ。 「がーん、しまったぁ! やられたぁ! チャーリーのお散歩してる留守中に、 大暴れしてくれちゃったんだわぁ。」 ありゃ、まあ。ヒドいね、これ。フェンスが1本途中で切れちゃってるよ。 「ね、これって、そんなに齧り心地がいいのぉ? チャーリーが赤ちゃんの頃に いっつもガジガジやってて、もうすでに随分ボロくなってた所だったから、 キャブの手にかかったら、アッという間だったわねぇぇぇ…。あううぅ…。」 な〜んだ、ボクもこれ齧ってたのか。へへへ、ボクとキャブ坊の共同作業だね♪ <キャブ>「ボクちゃん、頑張っちゃったのでしゅ。」 「おいおい、勘弁してよ。全く、もぅ。でもこれ、怪我するといけないから、 割り箸で添え木でもして、補修しなくっちゃだわ。」 犬飼いってゆーのも、いろいろと苦労が多くて大変そうだねぇ。 「そーよぅ。他の所はタバスコとかワサビとか塗って、ガードしようかしら。」 キャブ坊は、自分のウンチ食べちゃうようなゲテ物食いだから、そんなんじゃ 効き目ないかもねー。歯が生え変わるのはまだまだ先だろうし、これからまた ひと波乱ありそう…。おかあさん、覚悟しといた方がいいよ。 |