チャーリーの日記帳

《叱らりた・・・の巻》



こんな無理矢理じゃ、ストレスたまるのだ。
   11月9日(日)

   ここは大っ嫌いな病院なのだぁ。またまたお腹こわして、注射されちゃったよ。
   キャブ坊が来てから3週間。ボクなりに一生懸命頑張ってたんだけど、やっぱり
   ストレスがたまってたみたい。ふうぅ、兄ちゃんはいろいろとツラいのだ…。
   ようやく診察が終わって、待合室に戻ってみたら、わ〜〜おっ! いまだかつて
   見たコトもない、デッカいキャバリアだ! 20kgはありそう〜。すっげー!
   なんでも彼は、以前の飼い主に虐待されて捨てられちゃったんだって。ヒドい!
   保健所にいて、あと4日で処分される運命だったところを、今の飼い主さんに
   救ってもらったのが、1年前。『キャバリアを捨てるなんて考えられない』って
   先生は言ってたけど、キャバリアに限らず、動物を捨てるなんて許せないよっ。
   <母>「優しい飼い主さんに出会えて、今は幸せよね。本当に良かったねぇ。」
   デカ・キャバ君をなでなでしながら、おかあさんってば、また泣きそうだ…。
   ボクよりも大先輩らしくて、心臓とか股関節とかあちこち患ってるんだってさ。
   彼が呼ばれて診察室に入ろうとした時、どうしても一言声を掛けたくなって、
   思わずヴーヴー唸っちゃったら、
   <父>「コラッ、何やってるんだっ!」
   って、叱らりた…。同じワンコとして、ちょっと応援したかっただけなのにぃ。
   デカ・キャバ君、頑張れ〜! そして、幸せにね〜!

     ********************

   <母>「チャーリー、次は投票所に行くけど、車で待ってる? 一緒に行く?」
   一緒いっしょ〜! 一緒に行くぅ! でもココって何する所? 前にも来たコト
   あるような気がするんだけど、忘れちゃったな。
   <母>「今日は総選挙なの。ま、人気投票みたいなものかな。」
   ふーん。でもなんかシーンと静まりかえってて、不気味だなぁ…。どーしよぉ、
   怖くなってきちゃった。やだやだ、ボク帰る〜っ! キャンキャンキャ〜〜ン!
   <父>「コラッ。静かにしなくちゃダメだろ!」
   おとうさんに叱らりた…。だって、さっき病院行って来たばっかりだから、また
   痛いコトされるんじゃないかと思って、怖かったんだもん…。
   <父>「チャーリーのせいで、今後一切犬の立ち入りは禁止なんて事になったら、
      どうするんだよ。困ったヤツだなぁ。ほら、終わったから帰るぞ。」
   さ、帰ろ〜。係の人達みんな、ボクの素晴らしき鳴き声にたまげてたよね。でも
   本当にボクがうるさくしたせいで、ワンコの立ち入りが禁止になっちゃったら、
   この場を借りてお詫び申し上げますです。えへへ、ワンコの皆様、ごめんね〜。



あんまり叱らないでよぅ…
   11月10日(月)

   あれ、まだ真夜中なのに、寝室から誰か出て来たよ。あ、おとうさんだ! また
   食べ過ぎ⇒胸焼け⇒お薬の、お定まりのパターンだね、きっと。おとーさ・・・
   <父>「何だ、これー!?」
   しまったぁ。さっきボクが廊下の隅にしたオシッコ、見つかっちゃったんだ…。
   と言うか、踏んじゃったみたい、しかも裸足で…。マ、マズい…。叱られるぅ。
   足を洗って、おとうさんが戻って来た。
   <父>「キャブのウンチが邪魔で、トイレが使えなかったのか?」
   は、はい、そーですぅ…。おとうさんがまずキャブ坊のウンチを片付けてたら、
   この騒ぎに、おかあさんまで起き出して来た。ヤバい、こりゃ、観念だなぁ。
   <母>「やだこれ、チャーリーのオシッコだわ! こっち来なさい! ダメッ!」
   やっぱり叱らりた…。キャブ坊までのこのこ出て来て、ボクのおもらし現場に
   みんな勢ぞろいだ♪ なんか嬉しくなっちゃってヘラヘラしてたら、
   <母>「コラッ、シッポ振ってる場合じゃないのっ!」
   って、頭叩かれた…。でもね、おかあさん。キャブ坊は誰も見てないと、自分の
   ウンチ転がしながら舐めるクセがあるから、すぐにトイレが汚れちゃうんだよ。
   清潔好きなボクとしては、そんな所でオシッコしたくないんだもん。
   <母>「キャブは寝る少し前にウンチしてたから、安心してたんだけど、やっぱり
      真夜中は、もう1枚シート敷いておいた方がいいかもね。」
   ぜひお願いします。ボクは真夜中にしかトイレ使わないから、それで充分です。
   キャブ坊のせいで、ボクがシッコたれ呼ばわりされるんじゃ、たまんないよ。
   でもしばらくは、おもらししたくせにぃ、なんて言われるんだろうな。あ〜あ。



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