チャーリーの日記帳

《初披露・・・の巻》



楽しいお散歩〜♪
   11月24日(月)

   昨日初めて、自分の足で地面を踏みしめたキャブ坊。今日はいつもの高岩公園で
   華々しくデビューだよ。おとうさんもおかあさんも、何だかとっても嬉しそ〜。
   最初はビビッて立ち尽くしていたキャブ坊も、すぐに普段のハイパー・キャブに
   変身しちゃった。ぴょんぴょこ飛び跳ねながら、ボクを追い掛け回すんだもん。
   おかあさんの周りを逃げ惑ってたら、キャブ坊もズンズンくっ付いて来るから、
   あっという間に、2本のリードでグルグル巻きになっちゃった、おかあさん…。
   それでもニコニコしちゃってるし。なんで?
   帰り道で、ショコラくんのママに会って、《歩くキャブ坊》を初披露したんだ。
   そこでもみんな、楽しそうに笑ってるんだよね。なんでぇ?
   <母>「ほぅら、キャブ〜。初めて自分で歩いておうちに帰って来れたね〜♪」
   なんじゃ、そりゃ? おかあさんってば、相変わらずヘラヘラ大喜びしてる…。
   なんでぇ〜? いちいち大げさなんじゃないのぉ。まったく親バカなんだから。

     **********

   夕方、ばあばちゃんちでキャブ坊を初披露〜。
   <ミヨばあ>「あらまぁ、可愛いこと。チャーリー、弟ができて良かったねぇ。」
   んん、べつにぃ…。それより、キャブ坊、また固まっちゃってるよ。
   <マヨばあ>「初めての所で、緊張してるのかしらねぇ。」
   うーん、畳のお部屋に戸惑ってるんじゃないかな。ボクんちに畳ないもんね。
   <母>「キャブって、足の裏が敏感みたい。外でも、土や石畳や、地面の形態が
      ちょっとでも変わると、すぐ立ちすくんじゃうのよね。」
   それって、ボクが鈍感ってコトかなぁ? ま、いいけどさ…。それにしても、
   ココはいっつもいいニオイが漂ってるんだよねぇ。おいひ〜モノの宝庫なのだ。
   ね、今日のおやつはなぁに?
   <ミヨばあ>「君たち、干しイチゴ食べてみる? はい、どうぞぉ。」
   うへうへ〜! なにコレ、ばかウマじゃん〜っ! キャブ坊なんか、あまりにも
   ウマすぎて、気が狂っちゃってるよ。尻尾ブンブン振り回して、大騒ぎだ…。
   これでキャブ坊も、ばあばちゃんちの大ファンになったのは、間違いないね。

     **********

   おうちに帰る途中、車の中で、
   <母>「あ〜、喉が渇いてもう耐えられないわ。そこのコンビニ寄ってくれる?」
   って、おかあさんも、ばあばちゃんちでおいひ〜モノ食べ過ぎたんだね。
   <母>「ほら、マスカット味のファンタだよ〜ん。ゴクゴク、すっきり〜っ!」
   すっごい飲みっぷりだ…。あ、信号が青に変わったよ。こぼさないでねっ。
   <母>「んぐっ、ブヒャーッ! いやーん、鼻に入っちゃったぁ。顔も髪も服も
      ビショビショだわよぅ。ブーッ。げっ、鼻水がマスカットの匂いだわ。」
   <父>「ええっ? そんな急発進してないのに。」
   <母>「うわ〜ん、髪の毛がベタベタ〜!」
   あ、あのですね、おかあさん。ボクちんもビッショリなんですけど…。
   <母>「イヤだぁ、チャーリーまで濡れちゃってぇ。耳がガビガビになるぅ。」
   そんなにゴシゴシしても、もう無理だと思うよ。おうちに帰ったら明るい所で、
   ボクのトレッド・ヘアを初披露してあげる。楽しみにしててね〜。
   <母>「チャーリー、明日シャンプーしなくっちゃだわよ。」
   えっ、そんなぁ。あ〜あ、おかあさんのおヒザに頭を乗っけてたばっかりに…。



写真なんかいいから、早く乾かしてよぉ。
   11月25日(火)

   雨降りお散歩…。どうせ帰ったらシャンプーするからって、コートもなしじゃ、
   体じゅうビショビショの濡れネズミじゃんかぁ。あ〜、めちゃ気持ちわるぅ〜。
   せっかくのお散歩気分が台無しだ。とっとと帰ろ、ダダダーッ! ただいまっ!
   <母>「チャーリーくん、これからシャンプーでぇ〜す。」
   はいはい、分かってますってば。もうヤだなぁ…。それもこれも、あの憎っくき
   ファンタ・マスカットのせいなのだーっ! と言うか、今度からおかあさんが、
   車の中で何か飲もうとする時は、ちゃんと非難しよ。近寄るべからずなのだ。
     《 我が母が・車の中で・飲食時・どこか遠くへ・逃げるに限る 》



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