チャーリーの日記帳

《早くぅ・・・の巻》



冬眠中…
   11月26日(水)

   今日のお散歩、典型的キャバリアのボクとしては、ちょっとハードだったのだ。
   いつも会う度、遊ぼ〜って、アッシュくんに飛び掛ろうとすると、こらダメって
   おかあさんに叱られてたんだけど、今日は初めてリードを外してもらったんだ。
   フリーになった途端、もう体が止まんなくなっちゃったよー! アッシュくんが
   こっちおいで〜って逃げるから、ボクも走ったー・追い掛けたー・全速力ーっ!
   あんまりスピードを出し過ぎちゃったから、カーブでブレーキが効かなくなって
   滑って転んじゃったけど、それでもヘコタレないで、ボク頑張ったんだから! 
   そんな、スプリンター・チャーリーの勇姿を、おかあさんはとっても嬉しそうに
   眺めてたよ。ボクもすっごく楽しかった〜! 気分はサイコーッ! でも・・・
   冒頭でも述べたように、ボクはキャバリア。ルーツは中世貴族の愛玩犬なのだ。
   ハウンド・ドッグでもなければ、ポインティング・ドッグでもない…。限界だ。
   もうダメ、疲れきっちゃった…。おかあさん、ボク、しばらく冬眠しますです。
   お願いだから、そっとしておいてね。絶対に起こさないでよ。ZZZ・・・
   <母>「チャーリー、そんな引っくり返ってないで。ほら、足毛カットするから、
      こっちおいで〜。早くぅ!」
   お、おかあさんってば…。こんなイタイケなワンコを相手に、どーしてそこまで
   意地悪ババアになれるワケ…? もぅ、信じらんない…、うううっ…。



ボクちゃんのウンチは〜?
   11月27日(木)

   <母>「ねぇねぇ、な〜んかこのお部屋、ウンチ臭くない〜?」
   うーん、どうだろ? ボクらワンコにとっては、この部屋っていろんなニオイが
   充満してるから、いちいち判別できないんだよね。
   <母>「えっ、何ぃ? 今、ゴロッとしたもの踏んじゃったわよ。もしや…!?」
   ありゃりゃ〜ん。おかあさん、キャブ坊のウンチ踏んじゃったんだ…。わ〜お!
   <母>「キャブーッ! 何なのよっ、コレ。説明しなさいよっ!」
   <キャブ>「あ〜ん、ボクの大事なウンチ、ペッシャンコになっちゃったよぅ。」
   このカーペット、茶色だもんなぁ。しっかり保護色になっちゃってるし…。
   <母>「どーして、ウンチなんか食べちゃうのよっ。だいたいね、食べるんなら、
      トイレの中で食べればいいでしょ。お部屋の中に持ち込まないでよ〜!」
   <キャブ>「こっちでぬくぬくしながら、のんびり味わいたかったんでしゅ!」
   <母>「欲張って一度にいっぱいくわえ込んじゃうから、こんな所にゴロンゴロン
      落っことしちゃうんじゃないの! いい加減にしてよねっ!」
   <キャブ>「じゃあ、今度からは、ちゃんとトイレの中で食べますでしゅ…。」
   <母>「だから、そーじゃなくってっ! ぐわーっ、もう、イヤーッ!!」
   でもさ、今、トイレの中でウンチ食べろって言ったの、おかあさんじゃん。
   <母>「そーゆー意味じゃないんだってばーっ!」
   あのさぁ、おかあさん。怒り心頭なのは良〜く分かるんだけど、それより、靴下
   履き替えた方がいいんじゃない? 早く、早くぅ、足クサくなっちゃうよ〜。



早く開けて〜!
   11月28日(金)

   <母>「キャブのお散歩グッズが届いたよ〜ん♪」
   <キャブ>「えーっ、ボクちゃんのでしゅかぁ? 早く見たいでしゅ。早くぅ!」
   キャブ坊、待ってよ。ボクがガリゴリして、箱開けてやるからさ。ガブーッ!
   <キャブ>「チャー兄ちゃん、早く開けて下しゃい〜! 」
   <母>「ほらほら、もういいでしょ。はい、開けるよぉ。ジャーン!」
   あっ、ボクのとおんなじ〜。いいなぁ、ピッカピカのおNEWだ…。
   <母>「首輪は在庫切れで、まだ1個しか届いてないの。チャーリーと同じサイズ
      だから、ま、今のキャブには大き過ぎて、当分使えないんだけどね。」
   じゃあ、その新しいの、先にボクが使ってあげるよ。グッド・アイデアでしょ。
   <キャブ>「ダメでしゅ〜! ボクちゃんのでしゅ〜!」
   何だよぅ、チビすけのくせにケチくさいなぁ。だいたい、今キャブ坊が使ってる
   首輪&リードは、ボクが赤ちゃんの頃の愛用品を貸してやってんのにさ。他にも
   オモチャだって、お部屋やトイレだって、おとう・おかあさんのおヒザだって、
   以前はみ〜んな、ボクだけのモノだったのにぃ。あ〜ん…(涙)。
   <母>「キャブは食器や洋服以外、みんな君の古下がりなのよ。たまには,新品を
      使わせてやろうよ。それに、何でも仲良く使えばいいじゃないの。」
   うん…、分かった…。でも、サンタさんはボクだけのバトル友達だからね…。



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