《マズい・・・の巻》
![]() |
12月7日(日) |
= 朝 = おとうさん達、休日の朝食はたいてい、おソバorうどんなんだけど、今朝は少し ボクの鼻をくすぐる、懐かしいニオイがするのだ! <父>「寒くなって来たから、久し振りにホットうどん作ったんだよ。」 ってコトは、アイガモでダシ取ったのぉ!? だからプンプン匂うんだねーっ! <母>「うわっ☆ おいしそ〜。いっただっきま〜す。」 <父>「あ…、やっぱり安いだけあって、この合鴨マズいよ。ダシを取るだけなら いいけど、とても食べられないや…。チャーリー達に食べさせよう。」 えっ、今、何て言った!? ねぇねぇ、もしかして… アイガモ… 食べられる…? <母>「あ〜、おいしかったぁ。朝からお腹いっぱい〜♪ さてと。君達ちょっと 落ち着きなさいよ。チャーリー、キャブ〜、さ、お肉だよ〜ん。」 んぐんぐんぐ〜。やっぱり本物のお肉は、たまんねぇーっ! ですぅ。 <キャブ>「きゃーい、きゃーい、ボクちゃん、とっても幸せなのでしゅ〜!」 あれーっ、まだ残ってるじゃんかぁ。おかわりチョーダイよぅ。 <母>「一度にたくさん食べ過ぎると、またお腹壊しちゃうかもしれないでしょ。 残りは晩ゴハンの時、フードにトッピングしてあげるから。」 えーっ、そんなぁ…。んん〜、早く夜にならないかなぁ。楽しみ、楽しみ〜♪ ******************** = 夜 = もう待ちくたびれて疲れちゃったけど、晩ゴハン、ばかウマだったのだ〜っ! な〜んて、感慨にふけってたら、おとうさん達、今度はデザートタイムなのね…。 <母>「私のは、期間限定ーパンプキン・モンブランよん♪」 おかあさんは、期間限定ってゆぅ売り文句にイチコロなのだ。あれれ、おかあさん 急にだまちゃったよ。どーしたのぉ? <母>「おいしくないよぅ…。(涙)」 <父>「ん〜、どれどれ。ゲッ、何だよコレ。マズいよっ! やっぱり僕と同じ マロン・モンブランにしておけば良かったのに。こっち半分あげるよ。」 <母>「へへっ、いただき〜。でもパンプキン捨てるのもったいないよねぇ…。」 そうそう。むやみに食べ物を捨てちゃいけないんだよ。ほ〜ら、ワンコ用のお皿が 用意されたよ〜ん。クリームもスポンジも、たっぷり大盛りでお願いしま〜す♪ <母>「チャーリー、キャブ〜、すっごくマズいパンプキン・モンブランよ〜。」 ベロベロベロ〜。お肉とは違った、このまったりスウィート、極上の一品なのだ! <キャブ>「ボクちゃん嬉しすぎて、シッポがブンブンちぎれそうでしゅーっ!」 キャブ坊も、だんだんグルメな世界に染まりつつあるね。だいたい、おかあさん達 どーしてコレがマズいんだろ…? 人間の味覚は不可解極まりないのだ。 |
![]() |
12月8日(月) |
今夜はそろそろお休みなさ〜い、と思ったら、おとうさんが帰って来たっ! <父>「ただいま〜。はい、おみやげ。ちょっと早いけど、クリプレだよ。」 <母>「なぁに? わぁ、クマのサンタクロース&ジンジャーブレッドマンだわ。 可愛い〜。ねぇ、チャーリー、どっちがいい?」 う〜ん、そうだなぁ、ボクはクマちゃんタ…。 <母>「じゃ、キャブはクマジンジャーね。はい、どうぞ〜。」 <キャブ>「ボクはキャブレンジャーだじょ。クマジンジャーめ、ガブーッ!」 真夜中だっていうのに、キャブ坊のパワーは衰えることがないのだ。楽しそう…。 でもボクは、どうせクリプレなら、ぬいぐるみより食べ物の方がいいんだけどな。 ブッシュドノエルとかシュトーレンとか…。んんーっ!? おかあさん、ズルい! それって、サンタクロース・チョコでしょー。なに一人でペロペロしてんのぉ!? さっき、歯磨きしてたのに、マズいんじゃん〜〜〜。 <母>「私にとって、チョコレートは薬みたいなものだから、構わないのよ。」 なんか、良く分かんないんだけど…。ああーっ、キャブ坊がクマジンジャーの鈴に かぶりついてるぅ! 飲み込んじゃったら、マズいよーっ! <母>「キャブ〜ッ! もう、おしまいっ。これは危険だから、飾り物にしよ。」 うん、それが正解だね。あっ、ところで、さっきのチョコレートは? あぁ、全部 食べちゃったのか…。本当のクリスマスには、何か楽しい事がありますように…。 |
![]() |
12月9日(火) |
今朝はまた、しばれるねぇ。おかあさんはお掃除の後、窓を全開にするんだけど、 ヒーターをつけてくれないから、ハダカで寝てるボクには、寒過ぎるんだよね。 寝冷えしそうでマズいよ、これじゃあ。そうだ、あったかいリビングに移動しよ。 <母>「あれ、チャー君、お部屋で寝てたんじゃないの? こっちお掃除中よ。」 あのお部屋、まるで冷蔵庫だよ。とても寝てられないんだもん。 <母>「じゃ、もう窓閉めちゃお。キャブは騒いでるから、暖かそうだけどね。」 ねぇ、こんなに寒いんじゃ、ハダカのお散歩はつらいかも…。キャブ坊みたいに、 ボクも何か着せてもらわないと、またお腹こわしちゃうんじゃないかな。 <母>「そうね。そろそろチャーリーも、防寒着の季節かなぁ。今日から着る?」 うん、ヤッター! これでガタガタ震えずに、のんびりお散歩が楽しめるよ〜。 <母>「ポメ・レオくんやシェルティ・ラッキーちゃん達みたいに、もっと被毛が フサフサならいいのにね。」 キャバリアはシングルコートだもんね。おまけに、その中でもボクは短毛だしさ。 <母>「でも、かえって寒い思いをしてる方が、毛が長〜く伸びていいかも…。」 わざと寒がらせるなんて、動物虐待だよーっ! それでなくてもボク、キャブ坊の コトとか、いろいろと虐げられてるんだから、もう勘弁してよね、まったくぅ。 |