TDLへお出かけする日は、ペットクラブに預け入れる前後に、ちょっと
ピクニックエリア付近でお散歩させるので、通常の午前のお散歩は短縮
バージョンです。
 そのペットクラブですが、チャーリーにとってはこの世で最も身の毛の
よだつ、『恐怖の館』 と言えるでしょう。“対ペットクラブ狂乱症候群” の
症状は、一向に改善される様子はなく、むしろ、ますます悪化の一途を
たどっている状況です。そこで、今までランドのクラブにしか預けた事が
なかったので、この度心機一転をはかり、初めてシーのクラブに預けて
みる事にしたのです。
 今回は一からの出直しという意識を持って、私達も真剣に臨みました。
とにかく楽しいイメージを印象付ける為、無理を言って駐車場を変更して
もらったり、おやつを用意したりと、必死でした。
 ところが、いくら “へなちょこチャーリー” と言えども、さすがに犬だけ
あって、匂いや雰囲気で察知したのでしょう。駐車場に入る前から妙に
落ち着かなくなり、車を止めるやいなや、鳴くは吠えるはの半狂乱状態。
これまでの状態と全く変わりません。興奮しまくって暴れる、暴れる・・・。
 ちょっとお散歩がてら排泄させたり、おやつを食べさせりながら、少し
クールダウンを図ったのですが、ほとんど効果がありませんでした。もう
好きなようにさせようと、「チャーリー、行きたい所に行っていいよ!」 と
言った途端、なんと初めてのペットクラブに向かって、一目散で突進して
行くではありませんか。これには驚きましたねぇ、いろんな意味で犬は
スゴイッ!と。
 本当は行きたくないはずなのに、まるで強力な磁石に吸い寄せられる
かのごとく、チャーリーは自らペットクラブに飛んで行き、ワンワンキャン
キャン鳴き叫びながらドアをノックしたのです。
 この日は連休の中日ということもあって、かなり混んでいた為、犬用の
ケージも中小型犬用は満員でした。「小型犬用の簡易ケージでよろしい
でしょうか」 と言われたので、とりあえず入れてみたところ、これが全然
よろしくない!チャーリーの頭がつっかえてるよぉ。
 だいたいチャーリーは、普段の生活の中で、ケージやサークルに入る
訓練をしていません。犬は狭い所の方が落ち着く、という説もあるらしい
ですが、家の中では、寝室と洗面所と人間用のトイレ以外は、ほとんど
野放し状態の彼にとって、あんなに狭いケージは虐待でしかありません。
 大型犬用のケージはたくさん空いていたので、そちらに入れてくれる
よう、お願いしました。でも、「簡易ケージが満員になった時点で上司の
許可を得ないと、そういう訳にはいかないんです」 と、なかなか要請に
応じようとしてくれません。だからと言って、そこですごすご引き下がる
飼い主だと思ったら、大間違いです。
 もっともらしい屁理屈と、殺気立った凄みを武器に、ようやくスタッフを
説き伏せ、大型犬用のケージをゲットしました。それが、チャーリーに
とって良かったのかどうか、本当のところは分かりません。
 いずれにしても彼の狂乱症状は、ペットクラブが替わったからといって
治まるものではなかった、という事だけは確かです。それなら少しでも
慣れている所の方が安心なので、次回からはまた、ランドのクラブに
預けようという結論に達した次第です。

                《 余談 》 
 そもそも、家に置いて行けばお互いラクなのに、何故ペットクラブに
預けるのか、と言うと・・・。
 ひとことで言えば、“訓練” です。チャーリーは未だかつて、飼い主と
離れて外泊をした経験がありません。もし万が一、怪我や病気で入院
しなければならなくなった場合、ひとりぼっちケージの中で過ごす事に
なります。ただでさえ体が弱っている時に、不慣れなケージでの生活に
よるストレスで、精神的にもダメージが大きくなってしまうと、治るものも
治りません。ですから、飼い主のいないテリトリー以外の場所で、少し
でも落ち着いていられるようにと、毎回後ろ髪引かれる思いで、預けて
いるのです。そんな私達の思いを、チャーリーは全く理解していません。
おそらくこの先も、ペットクラブでは暴れまくることでしょう。それでも、
私達は一縷の望みを持って、“訓練” し続けるつもりです。
★ 7月20日(日) 午後の出来事 ★
駐車場屋上にて。
この時、もうすでに鳴き叫びまくり、
“大暴れん坊将軍” と化しています。
下に降ろして、まずはおしっこ。
きれいに剪定された草花・・・。
心苦しいかぎりです。
ペットクラブに向かって
猪突猛進。なんで〜?
ドン・ドン・ドン
チャーリー参上だよっ!
受付にて。
おとうさ〜ん、ボクやだよー、
絶対やだー、やだからねーっ!
        = ついでに、ペットクラブの事もちょっと書いてみようかと思います。 =

《 預けられる動物 》  犬・猫 ( 実際には犬がほとんどです。猫は1回しか見かけた事がありません。)
《 営業時間 》  開園30分前〜閉園30分後
《 料金 》  2800円 ( フード込み )
《 絶対必要な物 》  料金と身分証明書
《 できればあった方が良い物 》  携帯電話 
《 フード 》  ヒルズのフード / ウェットまたはドライ ( グロース・メンテナンス・シニア )
          * 給餌量と時間は指定できます。
          * 持参も可。その場合、ヒルズのサンプルをお土産としていただけます。
          * チャーリーの場合 : 食べ慣れているフードを持参します。
《 お水 》  水道水を随時補給してくれます。
         :* 持参も可。
         :* ランド : 可動設置式 / シー : 固定備え付け
         :* チャーリーの場合 : よく暴れてこぼすので、少しずつ補充してもらいます。
《 トイレシーツ 》  20×30程度のシーツをセットしてくれます。
              * チャーリーの場合 : ケージの中では一切排泄をしません。一度子犬時代、
                              おもちゃ代わりにボロボロにして迷惑をかけたことが
                              あるので、それ以来シーツは入れてもらっていません。
《 預かってもらえる物 》  リードやうんちバック等、犬に関する物
                  * 使い慣れている毛布や食器などを持ち込む方もいます。
                  * チャーリーの場合 : 飼い主の匂い付きハンカチをケージに入れます。
《 面会 》  営業時間中はいつでも、会ったり散歩に連れ出したりできます。
         * チャーリーの場合 : その都度騒がれては大変なので、
                         引き取りに行くまでは一切顔を出しません。
《 施設 》  ペットルームは、下に大型犬用ケージ、上に中小型犬用のケージが整然と並べられ、
         通路を挟んで何列か設置されています。室温は人間が少しヒヤッとする程度。非常に
         無機質な空間なので、私は苦手です。せめてディズニー音楽のBGMでもあれば・・・。
《 規模 》  ランド : 大中小合わせて、多分50頭以上収容可能です。
         ( シーは、受付スペースも含めて、ランドの1/2程度の規模です。)
《 スタッフ 》  白衣のスタッフが複数名、飲食の世話や見回りをしてくれます。
           ただし、動物には接触しない規則なので、ケージへの出し入れは飼い主が行います。
《 非常時 》  オリエンタルランド指定の獣医が緊急治療を施してくれます。
          その際の治療費は、飼い主の全額負担です。
《 備考 》  シーの駐車場は、立体式が満車になると、シェラトンホテル前の平面駐車場に案内
         されます。パークとの距離がある為、シャトルバスにてピストン輸送をしてくれます。
         ただしその場合、ペットはキャリーバックに入れないかぎり同乗できません。