★ 伊豆修善寺の旅 ( 宿泊 ) ★






= 伊豆修善寺絆 =




お宿に到着してクルマから降りると、
数名のスタッフの方々が出迎えて下さったのですが、
まだチェックインする前で全く名乗っていないにもかかわらず、

「 N様お待ちいたしておりました。」

って、なぜ我が家がN様だと分かったの ?

予約時のデータから判断するに、
大宮ナンバーのキャバ2匹連れがヒントでしょうか。

とにかく未だかつてない対応だったのでビックリしました。
第一印象で早くもポイントアップです。




ロビーでは庭園を眺めながら源泉掛け流しの足湯も楽しめます。


そもそも、どうして今回の旅先が修善寺だったのかというと、

うっかりしていたらGWの予約レースに乗り遅れてしまい、
目的地よりもワンコ同伴OK宿のキープを最優先させたためです。

こちらのお部屋もぎりぎりセーフでした。





お部屋に入ってひと息ついていると、
担当の仲居さん(Kさんとおっしゃる若い女性)が、
お饅頭&お抹茶を持って滞在中の説明に来て下さいました。




テーブルの上にはワンコ歓迎プレート。 これは嬉しいですよね。

そして、さらに嬉しかったのは、
どこもかしこも整理整頓が行き届いていて清潔だったこと。

いつも旅行には掃除用の雑巾を持参するのですが、
今回はほとんど使わずにすみました。


洗面所に置かれていたアメニティグッズは、ボンジョールノ ! なブルガリ。
ワンコ用のグッズも揃っています。
CC達へのお土産。 オヤツ・オモチャ等を2匹分いただきました。


ワンコグッズといえば、
館内の随所にもタオルやシャンプー類などが並んでいます。




ここ(↑)には電子レンジもありましたよ。


でわでわ、だいぶ落ち着いたところで、
夕食前にひとっ風呂浴びて汗を流しましょう。

まずは、お部屋の眺望風呂です。



日本庭園をチラ見しながらの優雅なバスタイムでした〜。


そのあとチャー父が大浴場へ行っている間に
ちゃっかり彼の座椅子で寛いでしまったチャーリーを見て、
仲居さんのK嬢がチャー専用おザブを用意して下さいました。




何様 !? なチャ様です…。


そうこうしているうちにチャー父もお風呂から戻り、
いよいよ晩餐(部屋食)の始まり〜始まり〜。




先づけと食前酒(梅酒&梅ジュース)で乾杯したあと、
伊豆の恵みを活かした会席料理が続きます。

前菜の盛り合わせを飾っているのは桂むきにした大根。 お部屋の灯りを落とすと(↓)幻想的な雰囲気に…。


⇒⇒⇒


お料理は一品一品ものすごく手が込んでいて、目にも舌にもオイシー。
珍しく前菜を完食しちゃいましたからね。

案外やるじゃんアタシ !

なんて調子づいたのも束の間。
それ以降は先椀・造里・焼皿・揚物・蒸鉢…と、ほぼ撃沈でした。




素材そのものがダメだったり、調理方法が凝り過ぎていたり、
やはりジャンク派の私にはハードルが高かった…。

しかも一皿ずつ出来たてのものが運ばれてくるので、
食べ残しちゃうと口に合わなかったのがバレバレなわけですよ。

もうねぇ、恥ずかしいやら…申し訳ないやら…。

で、ちょっと気分転換に席を外したら、
専用おザブで寝ていたはずのチャーに座椅子を占領されていました。


あ〜あ〜残しちゃうんだ〜酢の物…。
⇒⇒⇒
ボクちんがピンチヒッターで食べてもいいけど ?


と言ったかどうかは分かりませんけれど、

次はどんなご馳走が出てくるんだろ…というワクワク感と、
また食べられないかも…というビクビク感。

ある意味とってもスリリングなディナータイムでした。

( 我が家は頼まなかったのですが、ワンコ用の会席料理もありますよ。)


そして最後のデザートと同時に、
11歳の誕生日を迎えたばかりのチャーリーにもケーキのサービスが !
なんとキャブの分までっ。




さらに、心の込められた素敵なプレゼントもいただきました。
K嬢お手製の…まさに世界に一つだけのスタンプです。

もったいなくて使えませんからー。


そんな感謝感激雨あられの念で胸がいっぱいになりつつ…、
食後の一服もそこそこに今度は温泉大浴場へ。




ロビーから大浴場へ繋がる通路には、趣深い箱庭があります。


ところで、こちらのお宿。

ワンコの待遇はまるでVIP扱いのごとくヨロシイのですが、
脱衣所まで同伴OKなのは、いくら犬飼いとはいえ少々戸惑いを覚えます。

貸し切りの家族風呂ならまだしも、大浴場はどうなんでしょう…。

脱衣所(↓)には、ワンコ用のタオル・シーツ類やリードフックも完備されていました。





でも実際にワンコを見かけることはありませんでしたけどね。


なにはともあれ、温泉に浸かって一日の疲れも取れました。
翌日に備えて早めにお休みなさーい。




ニンゲン用のベッドでワンコも一緒に寝て構わないそうですが、
我が家はやめときました…。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



旅に出ると必ず4時には目が覚めてしまう特異体質なアタシ…。
ちゃんと夜が明けるのを待ってから大浴場へ出向きました。

いぇーい、朝ぶろ ! 朝ぶろ !

なかなか風情が漂う露天風呂でしょ。




ただ、欲を言えば、
もうチョットぬるめのお湯でのんびりしたかった…。


そのあとお部屋に戻り、
8時からの朝食まではたっぷり時間があったので、
チャリブ〜達を叩き起してお宿の庭園を散策してみることに。

で、ロビーのほうに下りて行ったら、

ちょうど玄関にいた仲居さんが、
「 お散歩ですね。 ただいまお履き物をお出しいたします。」
と即座にマイシューズを揃えて下さいました。

まだ朝の挨拶しかしてないのに…。

宿泊客が少数ならいざしらず、
なにゆえ私と靴が一致するんだろぅ ???

思わず、どうして〜って訊いちゃったもん。
( もちろんその質問は微笑み返しでかわされましたけど。)

きっと…宿泊客一人一人の似顔絵とか特徴とかメモってるんじゃないかなぁ。

例えば、アラフィフ女・髪の毛ボサボサ・豊満A…なんてね。

いずれにしても、
気遣いや心配りがキメ細やかなのは確かです。


美しく手入れされた日本庭園
庭園に隣接するドッグラン


そういえば、
お宿の玄関には温泉足洗い場があって、
タオルやシャンプーのほか散歩バッグも用意されているんですよねぇ。

なんかもう、至れり尽くせり ?


それはさておき、
ようやくお待ちかねの朝食です。 が…、

なぜか、お料理を運んで来て下さったK嬢に激怒するキャブ。


ほっぺたプ〜なのら !


おいおい、ここはキミんちじゃないのだヨ。


そんなキャブのことなんかホッタラカシといて、
さっそく食卓につきましょう。

夕食とは違い、一挙にドドーンの会席膳です。


ここに、ご飯&渡り蟹のお味噌汁が加わります。
デザートは杏仁豆腐&ミルクティー。


もちろん完食は無理でしたけれど、
ぜんまいの煮つけと岩のりが特にイケましたよ。


と、お腹も満足したところで食後はすぐに出発。

チェックアウトのあとクルマに荷物を積み込んでいる時、
K嬢からコチラ(↓)を手渡されました。




ちょうどランチョンマットほどの大きさの芸術品です。

貼られている写真は夕食時のもの。
酔っ払いおやぢと超すっぴんオンナは犯罪的な見苦しさなので、
若干モザイク処理を施してありますが…。

いいとこだけズームアップすると(↓)こんな感じ。




チャーの似顔絵もK嬢が描いて下さったそうで、
これはもう完全に反則技でしょー。

不覚にもウルっと込み上げてしまったのは言うまでもありません。


そのK嬢に限らず、私が接した方々は全員おもてなしのプロでした。

今までいろんな宿泊施設を利用してきましたけれど、
スタッフの対応という点では、過去最高レベルだと思います。




本当にお世話になりました。










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